佳境を迎えているサッカーＷ杯南アフリカ大会南米予選で９日、崖っぷちのアルゼンチンがパラグアイに０－１で敗れ、乱交進出ぎりぎりの５位にしがみついている状態だ。 　勝ち点２７で２位チリと並んでいた３位のパラグアイは前半２８分に先制、これを守りきって勝ち点を３０に伸ばし、２試合を残してＷ杯出場を決めた。アルゼンチンは後半、逆援助が２枚目のイエローカードで退場となって万事休す。勝ち点は２２のままで、２戦を残してＷ杯出場への道は限りなく細くなった。エクアドルがボリビアを３－１で破り、勝ち点２３で本大会出場を獲得できる４位に浮上した。 マラドーナ監督率いるアルゼンチンは５日のブラジル戦でも１－３で完敗。１９３０年の第１回大会から１９大会連続出場を手にしたセレソンに対し、マラドーナ監督は「ブラジルに負けるのはいつだって不愉快」と悔しさをにじませた。